amazonプライムで見れる映画を楽しんでいます。
本日は2016年「ディストラクション・ベイビーズ」(108分/R15)を見ました。
ネタバレありです。

柳楽優弥さんが主役の映画ダネー

小松菜奈がキャバ嬢!
一言で感想をいうなら クレイジー
Youtube予告編
真利子哲也監督、『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平が共同で脚本を手掛けた。舞台は愛媛県松山。監督が松山市で、バーのマスターから聞いた実話が基となっている。
主人公:柳楽優弥
共演者:菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮、でんでん 他
あらすじ
2011年の愛媛県松山市。両親を早くに亡くし、港町で喧嘩に明け暮れる芦原泰良(柳楽優弥)は、ある日、同居していた弟の将太(村上虹郎)の元から姿を消す。繁華街に現れた泰良は、道行く人々に次々と喧嘩を仕掛ける。高校生の北原裕也(菅田将暉)は泰良に興味を持ち、彼と行動を共にするようになる。
出典: ウィキペディア(Wikipedia)
見知らぬ人に殴りかかり、打ちのめされても食い下がる。一人の少年の純真な狂気と刹那の物語。
縁遠いように思えても、薄皮一枚のあちら側の世界。
ただ、たのしければええけ
『人は誰かに貢献することで喜びを得る』と言われますが、この映画を見るとその言葉が『嘘』に思えます。
「ただ、楽しければええけ」そう言って目をキラキラさせ、喧嘩に明け暮れる主人公。
愛媛弁はこういった世界にはなんとも合うなあ、と思いました。
愛媛の方すみません。
悪い意味ではなく、標準語だと感情が入らない言葉に思えるからです。
柳楽優弥さんのセリフはほぼない
喧嘩のシーンばかりなのに、飽きずに見れたのは、その狂気に共感する部分が私の中にあったか、いや柳楽優弥さんの演技力だと思います。
本物のような鈍い殴られる音がするのにです
喧嘩が強いから楽しくなり、没頭していく、その狂気のオーラを柳楽さんは画面にぐわんぐわん漂わせていました。
ヘタレ高校生
菅田将暉さんはヘタレ高校生を見事にヘタレに演じていました。女を殴るなんていう最低なことをしていたので、菅田さんファンがどう思ったか気になるところ。
死んだ目のキャバ嬢
小松菜奈さんは泣いてもキレイ。うつくしい。元モデルさんですが、とても良かったです。死んだ目をしたキャバ嬢の投げやりな態度、美人なのにちっとも良い女に見えなくなるほどの演技力でした。キレ具合も自然でイイ。
ぶつけようのない怒り
弟役の村上虹郎さんは、雰囲気がお兄さんの柳楽優弥さんと似ていて、それもあって選ばれたのでしょうか。髪型、目、体格どこも似ている。
弟が兄を探し続ける姿には、正直胸が痛みました。誰が悪い訳でもない、でもやりきれない。ぶつけようのない怒りが沸いてくることは、必然。
飛び火
それぞれに胸にある何かをくすぶらせた若者が集まり、主人公の火花が飛び火するようにバチバチとはじけていきます。
まとめ
これは若者だけの話ではなく、自分のコントロールがうまくなった大人でも、自分のことだけを考えるようになれば容易に足を踏み入れてしまう世界かもしれません。
狂気は大切な人がいることで押し込められている、と思いました。
これをみて、自分の中の狂気が少し減ったような気がします。
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