パワハラが理由で退職を考えている方へ

パワハラで退職 仕事関連

これは私がある不動産会社に入ったとき、パワハラがひどくて大変でした。その時の失敗談と、どうしたらよかったかの振り返りです。ワンマン上司(以降Gさん)とうまくやろうとして色々頑張っていたあの日の自分に贈るという目線で書いています。もしパワハラで困っているという方は、ちょっと立ち寄ってみて下さい。もしかしたら、少し楽になるかもしれません。

退職したらすることについてはコチラ

スポンサーリンク

この記事の目的

ある友達に聞いたところ、中小企業にはこういったワンマン社長は普通にゴロゴロいるようです。当時の私はどうすればよかったかを振り返ることで、ワンマン上司の下で頑張っていたり、頑張らざるを得ない方が、少しでも楽になればいいなと思います。また、パワハラでやむなく自己都合退職されても、後から会社都合に変更できる可能性があります。辛い思いをされている方に少しでも光を感じてもらえたら嬉しいです。

入社の経緯

懇意にしていた友人Mさんが勤務する不動産会社から「Mさんの事務仕事を引き継いでほしい」と誘われて、悩んだ末に承諾。代表Gさんとは、Mさんを通じての知り合いでした。当初事務ということでしたが、営業補助もすることになりました。

入社してから戸惑いの連続

会社は代表Gさん、事務Mさんと私の2人で合計3人という小規模なものでした。私の入社前3年間で従業員が4人辞めています。転職にあたり、私は遠方から引越し、運転するのも久しぶりな状態で車を購入。カーナビの利用も初めての状態ですぐに不動産営業補助として勤務開始しました。

勤務初日、Gさんから仕事で利用するソフトの使い方を教えてもらいました。かなり上から目線な話し方で(アレ?)と思いました。入社前にGさんとは普通に会話をしていましたが、あまりにも雰囲気が違いすぎました。

終始ドヤされながらの作業で、大きな声を出されるのでビクッと体が反応してしまうほど。初めて操作するソフトで要領がわからず「こっち閉じる!効率考えて!」と言われて確かにそうなのですが、多分それは後々やっていけば覚えられそうなことでした。初めての人になんなんだ、これは・・初日から暗雲が立ち込めてきました。 (;´・ω・)

それを見ていたMさんから「初めてなんだから今それは教えるべきじゃないし、あんな言い方しなくてもいいのに、なんであぁなんだろう。ごめんね。」とフォローは入りましたが、頭の中は??でいっぱい。だから従業員が短期間で辞めるんだな、と納得したものです。従業員が辞めた話は聞いていたのですが、私とは普通に話していたのでクリアできると思っていました。甘かった。。

私がその時「そういう教え方はやめて欲しい」と言っていたらどうだったか、と想像したのですがその後のやりとりで「俺は自分のやり方は変えられないから」と何度も言われたことが思い出されました。私の当時の考えとしては『まだ何も出来ないし、時間をかけて教えてもらっているのだから仕事がある程度できるようになったら変わるだろう 』でした。人を教える勉強をしてきたので間違いだらけの指導方法が気になりましたが、郷に入れば郷に従えだと思いました。

1.「嫌われる勇気」でメンタルを鍛えよう

Gさんは嫌な気分になるような言い方をよくする人で、仕事上のことだけでなく人格否定されることも多かったです。「〇才にもなってそれで恥ずかしくないの?」なんて言われると、なんだかズーンと落ち込んだものです。最初は動揺して、メンタルやられそうでしたがある日、本屋で手に取った「嫌われる勇気」という本を読んでからは、冷静に見られるようになりました。その冷静さのおかげで「辞める」という判断も出来たと思います。人間関係でお悩みの方には、ほんとオススメです。

本の内容としては「アドラー心理学」で「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方法を示してくれています。そのなかに「人は怒りを捏造する」といった部分があります。目的が先にあり、手段として怒りという感情を捏造していると。怒りとは「出し入れ可能な道具」で、その例として怒っているお母さんが担任の先生からの電話で声色が丁寧になり、電話を切った後にまた怒りだすと。なかなか説得力がありました。初めての解釈に衝撃を受けると共に助けられました。

 

つまりGさんは、馬鹿にしたり、怒鳴ったりすることでなんらかの目的を達しようとしているのだなと。自分の優位性だったり、気分の高揚だったり、それは本人もわからずしていることかもしれません。なので、自分がそれで傷ついたり恐れたりしなくて良いのだと思えました。「怒鳴っているのは目的があってのこと」そういう見方でみると、いったい何が目的なんだろうか、と観察できるほど心が穏やかでいられます。私は会社に入った時にはまだ読んでいなかったので、ムダにダメージ食らっていました。(;’∀’)

2.スルー技術を身につけよう !

翌日撮影に同行。カメラを水平に持つことが出来ず怒られる。「こうだよこう!なんで出来ないの!」「何も考えていないからそうなんですよ。」など、自分のことを決めつけられる発言も多かったです。第三者的目線だと私はそう見えるのだな、たしかにそうかもしれない、と受け止められることもありました。自分が違うと思っても、人から見るとそうかもしれない。それを認めるのはわりと辛い作業でした。

そして撮影中、洗面台の鏡に自分が映り込んでしまった写真でダメ出しを食らって「映っても良いと思ったのか?」と言われたので、良いと思った理由を伝えました。

言った途端「撮影やめ、もう帰るから」と言われ、超怒りオーラが漂い始めました。帰宅途中の車では侮辱された怒り?のようなものが真横からバンバン飛んできました。慣れない運転をしている最中だったので、よく事故らなかったと思います。会社に帰ってから1時間以上、このことで話をされました。ずっと聞いていただけですが、主旨としては「言い訳するやつは大っ嫌い」ということでした。

「自分がとった行動の理由を伝える」というのが私のクセで、部下から必ず理由を聞いてきたことでついたものです。理由を聞くとその人が理解できたり、思い違いを発見できたりした経験からのことでした。でも確かに聞く側としたらウザいかもしれない、と今は思います。

今回の私が伝えた理由は『実際に人が映り込んでいる写真がうちのHP上にいくつもあったから 』でした。前例に習うとOKでしょ?と言いたかったのです。黙っていればいいのに、ちょっと反撃したかったのが正直なところです。

その時の私への助言。「すみません!」「わかりました!」で全スルー!これはMさんがこの事件直後にアドバイスしてくれたことでした。長年見てきてわかっていたんですね。聞いた時には腑に落ちませんでしたが、今になるとよーくわかります。

3.自分の責任のみに目を向ける

勤務3日目。急にお客様の案内に同行することになり、私の車で出発。現地でお客様と合流し内見後、事務所までお客様の車を先導することになる。ナビは使わせてもらえず口頭での道案内。後ろの車を見つつ進んでいたが、途中で見失う。それを伝えると「車停めろよ!なにやってんだよ!」と怒られる。運よく車が追いついてきてくれ、車2台くらい間に挟んだ状態で出発すると「ばかなの?」を連発。「真後ろに来てから出発だろ!」ということでした。そうですよね、一度はぐれてるわけですから。「もう事務所も近かったので大丈夫かな~と思いました、スミマセン」とクセで言い訳してしまい、案の定「言い訳すんなっつってんだろ!!」大爆発です。

3日目だから、アレなのですが学習してないですよね・・。今も結構余計なこと言いそうなので、私の場合は「言葉を発する前に少し考えよう」が大事です。その時は(お前は隣で踏ん反り返ってるだけで、いったい何を見ていたのだ?)と思っていたので、顔にも出ていたでしょう。今思うとそれは一種の甘えだったな、と。たしかに見失ったのは自分の責任でもあるので、その部分だけを考えて、他の人の責任について責めるのは違うなと、今は思います。

4.伝え方を工夫しよう!

入社数日で、私はこの会社にいてやっていけるのか自問自答していました。お願いされて入社したのに、なんだか話がちがうんだが・・と頭がグルグルしたのを覚えています。直接的な知り合いMさんからは、何度も謝られ「辞めたかったら辞めていい」と言われました。なんというか、それもあれですよね。。引越までして心機一転してきたので、そんなすぐに辞めるわけにもいかなかったのです。なので、自分がある程度仕事ができるようになって居ないと困るというところまで頑張ろうと思いました。

入社間もなく、ある仕事の依頼がGさんからありました。自分でマニュアルを見てもよくわからないということで、私がそのミッションを任されました。私の得意系な分野だったので、その仕事は週1の頻度で私が担当することになりました。

その週1の仕事の日、前準備に必死でした。他に手伝ってくれる人がいないので一人でやります。ですが、数日前から机の上には別の仕事がおいてありました。連日撮影に行っていたので出来ておらず、気になってはいましたが、その日の優先順位としては「週1の仕事」が私の中では上でした。

そこにGさんから「机に置いてある仕事はいつやるのか?」と聞かれました。そしてその直後に「今やって」と。私も仕事に追われて焦っていたこともあり「今は週1仕事の事前準備を優先しているのでできません」と言ってしまいました。そして案の定、大変なことになっていきました。

出来ない、とか無理、という発言は必要な時もありますが、感情を入れてしまったら、ただのネガティブ発言になりますよね。。「今はこれを優先していますが、そっちを先にやったほうがいいでしょうか?」が断然良い言い方でした。日ごろから言い慣れていないと急には出てきません。しばらく怒鳴られ嵐が過ぎ去った後に、またMさんが教えてくれました(笑)全然ダメな自分にゲンナリしました。

5.自分の行く末を想像してみよう!

数ヶ月も仕事をしていると、ある程度のルーチンワークは出来るようになりました。内見以外はほぼ私が受け持ち、かなり忙しかったです。朝も1人で事務所を開けていたので、だんだん要領を覚え、お客様に知らせている開店時間までにOPENすればいいかな~と遅刻気味になりました。残業しても全てサービス残業だったので、朝の遅刻時間で帳尻合わせしていた、というところもありました。そしてそれがGさんにバレました。セキュリティー履歴見れば一発なのはわかっていたのですが。。

そこからがまた大変でした。怒鳴るわ、怒鳴るわ。外にも聞こえて人が飛んでくるんじゃないかと思うくらいに。ですが悪いのは私です。素直に謝りました。信用を裏切ったと言われました。確かにそうです。ほんの少しならちゃんと出勤すればよかったな、と思いました。そのうち話が違う方向へ。Mさんが私をかばってくれた発言でGさんがとても傷ついた、という内容でした。私の知らないところでの二人の会話なので、Mさんに感謝しつつ、怒りは私に向かってくるのか・・と思いながら聞いていました。

私は「嫌われる勇気」を読んだ後だったので異常に冷静に聞いていました。以前のように動揺しない私に苛立ったのか、Mさんに言われたことがとてもショックだったのか、どんどん怒りがエスカレートしていき、ついには「今すぐここで仕事を辞めるか決めろ!!」ということを言われました。「すみませんが今すぐは決められないです」と超穏やかに言いましたがGさんは「今すぐ決めろ!」と叫びます。この押し問答が続きました。

私が悪いのでここで「挽回のチャンスをください」と言えば残れたんだと思います。ですが、これからも何かあるとこうやって怒鳴られ続けるのだな、ということと、同じ不動産営業なら他でやったほうが効率的に覚えられるだろうとも思いました。いや、そもそも私はこの仕事が好きではない、と気づきました。日々忙しく何も考えずに働いていました。いわゆる思考停止という状態でした。

他にも「今辞めても貯金がある」こと、「精神衛生上とてもよくない生活である」ことが背中を押しました。私は怒鳴り声をバックグラウンドミュージックにGさんに感謝したい気持ちが沸いてきました。『辞めるきっかけをくれてありがとう!』です。 そして辞意を表明。この機会がなかったら今も消耗していたと思います。

結論

「人間関係が悪い時は自分が変わるしかない」と思っているので、変わる努力をしました。ですが私の人間的成長は微々たるものであり、しかも遅刻という不名誉なきっかけで辞めてしまいました。

ですが一度しかない自分の人生です。他にも道はある。好きではない仕事で、誰の為に頑張っているのか。そこまで心身をすり減らさなくて良かったと思います。

石の上にも3年と言いますが3年は結構長いです。3年あったらかなりのことが出来るので、意味のある時間にしないと勿体ないと思います。

ただ、しばらく生活していける目途をつけてから辞めることをお勧めします。自己都合だと雇用保険が貰えるのも3か月後になるので、慌てて不本意に就職ということにもなりかねません。

仕事はなんでも大変ですが、対人関係での努力ではなく、本職の方で力を注げるものをしたいと思います。皆さんも自分を大事にしてくださいね。

自己都合退職から会社都合退職にする方法

ハローワークで手続きをしている際、パワーハラスメントを受けていたことを証明できたら、自己都合退職から会社都合退職になる可能性があると言われました。

まとめると以下のようなことでした

<自己都合から会社都合の退職となる流れ>
①2~3名(雇用保険加入者)に証言書を書いてもらう(A4用紙1枚)
②証言書をハロワに提出
③ハロワから証言者に電話で本人確認がとられる

雇用保険加入者の理由は、ハロワでその人が在籍していることを確認できるから、ということです。パワハラをした本人には一切連絡はせず、会社にも知らせないそうです。詳細は管轄のハローワークに確認して下さい。

私の場合、3人だけの会社でMさんは出資者のため雇用保険に入っていませんでした。頼めばパワハラのことも書いてくれたとは思いますが、1人の証明では微妙であることと、人に面倒をかけてまで早めに雇用保険を貰わなくてもいいかな、と思い頼みませんでした。

もしパワハラで辞めようとしている、または辞めてしまった方は、2~3人証言を書いてくれる人がいれば、会社都合で早めに失業保険が貰える可能性があります。当然のことながら、嘘の証言などした場合、不正受給で罰せられます。

パワハラの証言については、会社やその当事者にばれるのが恐くて断られるケースも結構あるようです。パワハラをするような人に知られたら自分の身が危険だと感じるからでしょうね。

雇用保険を貰う前に就職してもお祝い金が貰える

自己都合で退職の場合、3か月の待期期間というものがありますが、早めに就職が決まっても「再就職手当」というお祝い金が貰えます。なかなかいいシステムですよね。

再就職手当は、基本手当の受給資格がある方が安定した職業に就いた場合(雇用保険の被保険者となる場合や、事業主となって、雇用保険の被保険者を雇用する場合など)に基本手当の支給残日数(就職日の前日までの失業の認定を受けた後の残りの日数)が所定給付日数の3分の1以上あり、一定の要件に該当する場合に支給されます。支給額は、所定給付日数の支給残日数×給付率×基本手当日額((注意3) 一定の上限あり)となります。

給付率については以下のとおりとなります。

基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の2以上の方は、所定給付日数の支給残日数×70%(注意1)×基本手当日額((注意3)一定の上限あり)。

基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上の方は、所定給付日数の支給残日数×60%(注意2)×基本手当日額((注意3)一定の上限あり)。

注意事項

注意1 : 就職日が平成29年1月1日前の場合は60%となります。

注意2 : 就職日が平成29年1月1日前の場合は50%となります。

注意3 : 基本手当日額の上限は、6,105円(60歳以上65歳未満は4,941円)となります。(毎年8月1日以降に変更されることがあります。)

https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_stepup.html

基本手当日額6105円、まるまる90日残っていた場合
  90×70%× 6105 =38万4615円 (計算機ありました)

全額貰うよりは3割減るわけですが、それでも嬉しいですね。雇用保険を払い続けた甲斐があったなと思える良いシステムだと思います。辞めていない方には申し訳ないけれども(・ω・`)ネー

まとめ

パワハラにあったら、新しい仕事を探しつつ
・メンタルを鍛える
・スルー技術を身につける
・言葉を発する前に少し考える
・伝え方を工夫する
・自分の行く末を想像してみる

パワハラが理由で退職することになったら
・「雇用保険被保険者証」が手元にあるか確認
・「離職証明書」の離職理由とサインを自署したかどうか確認
・自己都合退職になってしまったら、証言者3人を見つけておく
・退職後はすぐにハローワークに行く
・自己都合のままで給付されずに再就職したらお祝い金を貰う

コメント

タイトルとURLをコピーしました